宮原徹的Linux生活
其の五 2001年期待のLinuxアプリ登場?

宮原 徹
2001/1/6

 皆さん、あけましておめでとうございます。み。です。

 本当はこの文章を書いているのは2000年の年末なんですが、皆さんがこの文章を読むのは2001年ですね。21世紀は一体、どんな世紀になるんでしょうかね。世紀の変わり目ということで、新しいことを始めるのには絶好のチャンス! 皆さんもぜひ、何か1つ新しいことに挑戦してみてくださいね。できればLinux関係でどうですか? 私は、Linuxでのデスクトップ利用の可能性について、ちょっと研究してみたいなあと思っています。もちろん、Linuxやオープンソースのビジネスがどうなるかも。

12月20日

 まだ風邪が完全に治りきっていないが、チケットを買ってしまっているのでサッカーの日本対韓国戦を見に行く。はっきりいって寒かった! 気温も、試合の内容も。日本は単なる親善試合、韓国は代表監督が変わったばかりでかなり気合が入っていた差が出たか。途中で1人退場しても韓国優勢というのもいただけないなあ。結局引き分けに終わったのもなんだかなという感じ。

 ところで韓国といえば、人口が少ないとはいえADSL普及率がアメリカよりも(当然日本よりも)高いとか。なんとなく水をあけられている感じ。果たして2001年のネットワークはどうなっていくのか。韓国でもLinuxが流行っているのか。どうも5月に韓国でLinuxWorldがあるらしいので、ちょっと視察に行って来たいなあと思ったのだった。

12月23日

 ターボリナックス社主催の、Linux上で動くアプリケーションのコンテスト「Penguins@Work」の最終選考会が行われた。非常にたくさんの力作が集まったため、選考も難航。そんな中でも、すべて個人で開発された統合開発環境「WideStudio」(http://www.asahi-net.or.jp/~uj3s-hrby/)は、まだ多少荒削りな部分もあったが、文句なしの最優秀賞だった。また、すべてJavaで書かれたX Server「WeirdX」(http://www.jcraft.com/weirdx/)も、社名(JCraft)から推察するにJava専門開発会社と思われるが、力量がうかがえる優秀作品。

 どちらも100%完成しているというわけではないが、ぜひユーザーからのフィードバックを踏まえて、オープンに開発を進めていってほしいと思う。その存在が広く知られて、そのようになっていく良いきっかけになってくれればいいなあと思う。

 「Penguins@Work」は2001年も行われるようなので、ぜひぜひ皆さんも作品を応募してみてはどうだろうか? コンテストを目標に開発するのもいいんじゃないかな。

 さて、次回は新世紀の生活ですね。年末年始は、Linuxデスクトップ環境をちょこちょこといじってみたいと思います。

それでは。

「宮原徹的Linux生活」

筆者紹介
宮原徹

Project BLUE/日本Samba ユーザ会会員。データベースの活用を中心としたLinuxによるビジネスソリューション構築のため、公私にわたり日々活動している。Linux Squareフォーラムのガイドとして、記事の執筆などを行う


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