日本語ドメイン名をPunycodeに変換するには 米谷嘉朗(JPRS) |
日本語ドメイン名をPunycodeに変換したり、DNSに設定された日本語ドメイン名を確認したりするには、JPNICが配布しているidnkitに含まれるidnconvなどの専用の変換ツールを使うと便利です。
idnconvの使用例は次のようになります。
リスト1:日本語ドメイン名からPunycodeに変換する場合 |
% echo "ドメイン名例.jp" | idnconv |
リスト2:Punycodeから日本語ドメイン名に変換する場合 |
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上記のとおり、idnconvの入力は標準入力から、出力は標準出力へ行いますので、数多くの日本語ドメイン名を一括変換するような場合には、日本語ドメイン名のリストをファイルに列挙しておき、idnconvに渡すと便利です。
リスト3:一括変換例 |
% cat jdn.txt
|
【注意】 idnconvで正しい変換結果を得るためには、ファイル中(もしくは端末)で使用する文字コードを環境変数IDN_LOCAL_CODESETに設定しておく必要があります。idnconvでは文字コード変換にiconvライブラリを使用しているため、IDN_LOCAL_CODESETに設定する値はシステムによって異なります。詳細はiconv_openのマニュアルを参照してください。 |
関連記事 | 【特集:いますぐ使える国際化ドメイン名の理論と実践】 国際化(多言語)ドメイン名ツールキット(idnkit) |
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