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Solarisのスタック実行制御機能でオーバーフローを防ぐ たかはしもとのぶ |
近々リリース予定のWindows XP SP2では、新機能としてDEP(Data Execute Prevention:データ実行防止)の実装が声高に宣伝されており、スタック領域のデータを「実行」することができなくなる。これによりバッファオーバーフローによる攻撃が非常に困難となるため、セキュリティの大幅な向上が期待できる。ただし、64bitプロセッサでないと、この機能は有効にならない(注)。
【注】 詳細は「Windows XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」の機能の変更点などを参照してほしい。 http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/ winxppro/maintain/sp2chngs.mspx |
Solarisでも64bitアプリケーション(SPARC、AMD)においては、スタック領域のデータを「実行」することが禁止されている。SPARC版Solarisについては、32bitのアプリケーションにおいても、Solaris 2.6のころからこの機能が備えられている(厳密にはsun4m/sun4uアーキテクチャのマシンに限られる。残念ながらIntel版の32bitマシンにこの機能はない)。
ただし、この機能はデフォルトでは無効になっている。この機能を有効にするには、/etc/systemファイルに
set noexec_user_stack = 1
|
という記述を追加して、再起動する必要がある。同様にスタック上のコードが実行されようとした際にメッセージを記録するためには
set noexec_user_stack_log
= 1 |
という記述を追加して再起動する。このパラメータに関する詳細はSunの技術文書を参照してほしい。
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