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Solaris 9のinetdに備わるアクセス制御機能を活用する たかはしもとのぶ |
最近は、サービスごとにデーモンプロセスを起動するのが一般的ではあるが、telnetやrshなどの昔からあるサービスを使用する際に、inetdを用いる機会はまだまだ少なくない。
伝統的なinetdにはアクセス制御の機構はないため、一般的にはTCP Wrapperというフリーソフトウェアと組み合わせて用いる場合が多い。Linuxなどではディストリビューションに同梱されているが、Solarisでは別途インストールする必要がある。しかし、フリーソフトウェアであるTCP Wrapperは、ポリシー上使用できないといったケースも多いだろう。
しかしSolaris 9では、遅ればせながらTCP Wrapperの機能がOSに同梱されている。この機能を有効にするには、/etc/default/inetdで次のような設定を行い、in.inetdを再起動すればよい。
#ENABLE_TCPWRAPPERS=NO
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これにより、/etc/inetd.confの記述を修正することなく、/etc/hosts.allowや/etc/hosts.denyによるアクセス制御が可能になる。詳細は、inetd(1M)やhosts_options(5)などのマニュアルページを参照してほしい。
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