Windows 2000 Insider 編集後記 2000年10月

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私の「お気に入り」ショッピング・サイト

 インターネット・ショッピングがますます便利になってきた。今回は筆者の独断と偏見による「お気に入り」ショッピング・サイトをいくつかご紹介しよう。

fatbrain.com:コンピュータ関連の洋書

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米国のコンピュータ専門書店として歴史あるfatbrain

 fatbrain.comは、以前はComputer Literacyという名前だったコンピュータ関連書店の老舗。ここを利用するようになって、かれこれ10年近くになる。オンライン・ブックストアとしてはamazon.comがあまりに有名であり、読者による人気投票システムや、「この本を買った人はこんな本も買っている」という気の利いたシステムには感服するばかりだが、それでも専門店の強みというか、コンピュータ関連はもっぱらfatbrain.comを利用している。在庫さえあれば、注文してから1週間以内には到着する。

 本を購入する以外にも、fatbrain.comのベストセラーのページを見ていると、米国のコンピュータ業界の動向を伺い知ることができる。この点、1年くらい前から不思議に感じているのは、ベストセラーの上位をJava関連書籍が占拠し続けていることだ。経験的にいえば、米国でのトレンドは、数年たって日本にやってくるのが今までのパターンだが……。

Lands' End:アパレル

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「日本で買うより3倍もつ」というLand's End

 CompuServe(今はなき米パソコン通信のメジャー)の時代から数えれば、こちらも10年級のつき合い。筆者が身に付ける服の半分くらいはここから購入したものだ。ただしポロシャツやボタンダウン・シャツ、チノパンツなど、定番ばかりのアメリカン・ファッションなので、流行に敏感な人には不向き。代わりに、アメリカの強力な洗濯機にも力負けしないように、作りはたいへんしっかりしている。特にコットン製品がオススメ。「値段はちょっと高いけど、日本で買うより3倍はもつわね」とは筆者の細君の言葉。

 さすがに通販専門ショップとあって、注文過程でリアルタイムに在庫を確認できるなど(在庫がないときには、違う色を勧められる)、B2Cシステムとしてもかなり洗練された部類に属すると思う。最終的に買わずとも途中まで体感できるので、そうした興味のある方もご覧あれ。

アスクル:オフィス用品

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オフィス用品はこれで決まりか? アスクル

 文具・事務用品、コーヒーやミネラル・ウォーターなどのオフィス生活用品など、オフィス用品分野では、すっかり定着した感のあるオンライン・ショップ、アスクル。「明日来る」という直球のネーミングが成功の秘訣か? それは冗談として、Web上の情報検索、注文システムもなかなかのものだが、電話帳並の分厚いペーパー・カタログもきっちりと作り込み、両者を連動させた点が成功のポイントだろうと思う。やはりこの手の買い物では、カタログをザザーと眺めるのが早道だ。

現在評価中:国内書籍

 カード決裁が面倒だったり、配送料が高かったり、システムがいまひとつ洗練されていなかったりと、なかなか定番と呼べるオンライン書店がない国内市場は、各社が熾烈なサービス競争を繰り広げている。残念ながら、国内書店については、筆者もまだ評価中で、ここぞというショップはない。つい最近、全国のセブンイレブンで商品の受け取りと支払いができるという7dream.comで一般書籍を注文してみた。注文システムの手際はなかなかのもの。最初はしどろもどろだったセブン・イレブンの店員も、だいぶ慣れてきたようだ。当面使ってみようと思う。

  「本の虫」を自称する知人のLinux Japan編集長 風穴 江氏に聞いたところ、氏はいろいろ試した結果、紀伊國屋書店に落ち着いたとのこと。「送料は少々高いが、やはり在庫を持っている大型書店は強い」との発言があった。筆者は実感できないでいるが、実績に裏打ちされた言葉は重い。

  オンライン・ショップではないが、大手取次の日教販が提供しているコンピュータ関連書籍情報サイト、Bookmall PCには一見の価値がある。ここの「書籍新刊情報」をチェックしておけば、コンピュータ関連書の新刊を見逃すことはない。End of Article

(Windows 2000 Insiderガイド 小川誉久

 

 編集後記

■電車に乗っていると、OLというOLが携帯電話とにらめっこしてダイヤルをポチポチやっている。満員電車でもかまわずやるもので、悪いと思うがディスプレイについ目がいってしまう(あいにく筆者は視力がよい)。「ねぇねぇ、それでさぁ」[送信]、「そーだよねぇーまったく」[送信]([送信]はメールの送信指示を表します)。あれはメールじゃなくてチャットだ。マナー違反もさることながら、たかが携帯電話に一心不乱になる姿は格好悪いと思う。さすがに男性ビジネスマンではこうはならないようだが、会議中や会話中に着信した携帯メールにチラッと目をやる人がいる。これもくだんのOLと同じくらい格好悪いし、面と向かっている相手に失礼だと思うが、いかがでしょうか?(小川

■最近、CS(スカパー)に加入した。どうしても見たい番組があったからだ。でも週にたった一回しかないその放送のために、基本料金と合わせて毎月1000円強の出費は、はっきりいって高すぎだと思う(DirecTVがつぶれた途端、基本料金値上げしやがって)。もっとたくさんのチャンネルを契約すればアンテナやチューナー代の元は取れるのかも知れないが、さらに料金はアップしてしまうのでそれはごめんだ。どうせ自宅では大して見る時間もないので、チャンネルごとではなく、時間帯ごとにでも売って欲しいもんだ。ところで現在はまだ初期の無料視聴期間中なので、タダで各チャンネルの内容をチェックできるのだが(TVだけでも200ch近くある)、なんだか地上波TVの深夜・早朝番組を24時間ずっとだらだら放送しているような感じである。時間帯ごとのメリハリもないし、見逃してしまってもちっとも困らないような番組が多すぎる。うーん、このメディアに未来はあるのだろうかと、他人事ながら心配になってしまう。せめて料金水準が現在の半分以下なら、CATVにも対抗できるのだろうけどなぁ(CATVならインターネットもできるしね)。(打越

 

■私は学生時代、まだWindowsが3.xや95の時代によくWindowsアプリを作っていた。そのときはまだC言語を使用していたが、やがてWindowsのメインの開発言語はC++になりMFCが導入された。しかしC++もMFCもいまいちエレガントでなく、なんとなく使う気になれなかった。もっとよいオブジェクト指向言語が出てくるはずだと思いながら、しばらくWindowsプログラミングから遠ざかっていた。やがてJavaが登場し少しかじってみた。言語自体はすばらしかったが、EXEファイルを出力できないので私にとってはいまいちだった。でもWindowsアプリを作りたかったのでDelphiでもやってみようかな、と思っていたところに、「Microsoft .NET」が新しい言語「C#」とともに発表された。C#と.NET Platformはかなりエレガントである。WebアプリケーションのためのASP+もすばらしく洗練されている。JSP(Java Server Pages)などは問題にならない。やがては.NETの時代がやってくるであろう。11月からこの.NETの企画をやる予定だが、このすばらしさが伝えられればと思う。(遠藤)

■先日、高校時代に参加したプログラミングコンテストの同窓会があり、久しぶりに旧友たちに会ってきました。その席で話題になったのがキーボード。最近はマウスですむ操作も多いですが、それでもやはりキーボードは重要なインターフェイス。人それぞれいろいろなこだわりがあるようで、キーボード自慢で盛り上がりました。かくゆう私も最近、98配列USBキーボードをもう1つ買って職場でも研究室でも使ってたりします。通販で買ったのですが、さすがに買う人が少ないのか、取り寄せにずいぶん待たされました。でもこれ、98シリーズで育った私たちの世代には結構ウケいいんですよ、ほんとに。(井口

毎年この時期になると、無性に編物をはじめたくなる。でも今年はなぜか「ハワイアンキルト」。まぁ、ひたすら「縫う」か「編む」かの違いで、夢中度(熱中度)は同じぐらいなのだが、これがここ最近の「寝不足」の原因になっている。最初は今日はここまでと自分に言い聞かせてはじめるのだが、いつのまにかそれも通り越し、ふと気がつけばすでに午前3時すぎ。急いで寝ようとしても、気になってまたちくちくちくちく…。寝不足の夜は続きます…。 (銭高)

 

 Windows 2000 Insider STAFF

   
 
ガイド(編集人・編集長) 小川 誉久
タイトル
デザイン
谷原 正則
ガイド(副編集長) 打越 浩幸
制作
河本 茂美
構成エディタ 塩田 紳二
編集 井口 圭一
銭高 順
編集・著作 Digital Advantage
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