[System Environment] | |||||||||||||||
subinaclコマンドでアクセス制御リスト中のメンバーを検索する
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解説 |
TIPS「icaclsコマンドでアクセス制御リスト中のメンバーを検索する」では、icaclsコマンドを使ってアクセス制御リストACL中に含まれる、特定のメンバー名を検査する方法を紹介した。同様の機能は、subinaclコマンドにも含まれているので、本TIPSで紹介する。subinaclコマンドの入手はTIPS「subinaclコマンドでオブジェクトのセキュリティ情報を表示させる(subinaclの基本)」を参照するか、以下のリンク先からダウンロードしていただきたい。
操作方法 |
subinaclでアクセス制御リスト中のメンバーを検索するには、/findsidというアクション(オプション・パラメータ)を指定する。
C:\>subinacl /? /findsid …ヘルプの表示 |
/findsid=に続けて、検索したいメンバーを指定する。メンバー名は、単独のユーザー名(ローカル・コンピュータ上のユーザーになる)か「domain\user」「user@domain.com」のように指定する(TIPS「Windowsネットワークにおけるユーザー名とドメイン名の指定方法」参照)。「=stop」や「=continue」は、検索後に行うアクションを表している。メンバーが見つかったらそれを削除する、などというふうに利用できるが、そのような使い方については今後別TIPSで紹介する。
subinaclでは検索する場所として単一のファイルやフォルダのほか、指定したフォルダ以下全部、レジストリ、サービス、共有、プロセス・オブジェクトなど、いくつか指定できる。詳細はTIPS「subinaclコマンドでオブジェクトのセキュリティ情報を表示させる(subinaclの基本)」を参照して欲しいが、例えばC:\Windowsフォルダ以下にある、Administratorsグループが含まれているACLのエントリを検索するには次のようにする。
C:\WINDOWS>subinacl /subdirectories *.* /findsid="administrators" …検索の実行 |
結果が長く見づらい場合は、/outputlog=オプションで出力先を指定するとよい。
subinacl /outputlog=c:\acl.txt /subdirectories *.* /findsid="everyone" |
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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