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IE 6でイメージが正しく表示されない

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ
2002/01/22
対象環境
Internet Explorer 6
IE 6では、ウィンドウ・サイズを超える大きな画像は自動的にウィンドウ・サイズに縮小されて表示されるようになった。
イメージの全体像をつかむには便利な機能だが、特にGIFデータの圧縮では単純にピクセルを間引いているため、小さな文字などが読めなくなってしまう。
[インターネット オプション]ダイアログで設定すれば、画像サイズの自動調整をオフにできる。


解説

 Internet Explorer 6(IE 6)では、ウィンドウよりも大きい画像を含むページを表示しようとすると、ウィンドウ・サイズに合わせて画像を自動的に縮小する機能が追加された。このような場合、IE 6以前では、スクロール・バーを上下左右に移動させてイメージを確認しなければならなかったのだが、スクロールしなくてもイメージの全体を確認できるようになったわけだ。この機能はデフォルトでオンになっている。

 しかし、この圧縮処理は簡易なもので、JPEGフォーマットの写真についてはあまり問題はないものの、GIFフォーマットの画像では問題が発生する場合がある。例えば次の画面は、本サイトのページをIE 6で表示したところである。

縮小された画像を含む本フォーラムのページ
本Windows Insiderでは、大きな画像をページに貼り付ける場合には、画像エディタを使用してイメージを縮小し、縮小後のイメージをページ内に貼り付けている。そして縮小版だけでは分かりにくい場合には、画像部分をクリックすることで、拡大版の画像が表示されるようにしている。
  この部分をクリックすると、拡大版の画像が表示される。

 本Windows Insiderが使用しているページ・デザインでは、左右の幅が固定されているので、それを超える大きな画像を掲載するときには、画像エディタを使用してイメージを縮小し、縮小後のイメージをページ内に貼り付けている。そして縮小版だけでは分かりにくい場合には、画像部分をクリックすることで、拡大版の画像が表示されるようにしている。ここで画像部分をマウスでクリックすると、拡大倍の画像が表示される。

画像の拡大表示を行ったところ
本来はIEのウィンドウ幅を超える拡大版の画像が表示されるべきところ、IE 6の自動縮小機能が働いて、ウィンドウに収まるサイズに自動縮小されてしまう。
  上の画像から一部分を切り取ってきたもの。自動縮小が効くのはよいが、このようにGIFフォーマットの画像では、縮小によって文字などが読めなくなってしまう。

 画面から分かるとおり、GIFフォーマットの画像の縮小では、単純にビットを間引いて縮小処理しているらしく、小さな文字などはこのようにつぶれて見えなくなってしまう。ウィンドウに収まって表示されても、これでは意味がない。


操作方法

 画像サイズの自動調整を禁止したければ、IE 6の[ツール]−[インターネット オプション]を実行し、表示されるダイアログの[詳細設定]タブをクリックし、[マルチメディア]項目にある[イメージを自動的にサイズ変更する]のチェック・マークをオフにすればよい。

[インターネット オプション]の[詳細設定]タブ
画像サイズの自動調整を禁止するには、[マルチメディア]項目にある[イメージを自動的にサイズ変更する]のチェック・マークをオフにする。デフォルトではこれがオンになっている。
  これをオフにすると自動調整が禁止される。

 この設定を行うと、GIFフォーマットもJPEGフォーマットも、すべての画像に対する自動調節機能がオフになる。End of Article

「Windows TIPS」


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