[Network] | |||||||||||||
ドメイン一覧にコンピュータが表示されないようにする
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解説 |
デフォルトでサーバ・サービス(フォルダなどをネットワークに対して公開するための機能)が組み込まれるWindows NT/2000/XPでは、コンピュータをネットワークに接続してドメインに参加させると、[ネットワーク コンピュータ]のコンピュータ一覧にアイコンが表示されるようになる。通常は、このアイコンをたどって、そのコンピュータが公開している共有資源にアクセスすることになる。
しかしネットワーク管理者によっては、余計な事故の原因を作らないように、通常の業務で共有資源を公開しないコンピュータについては、一覧にすら表示してほしくないと考える人もいるだろう。その必要があるなら、コマンドラインのnet configコマンドを使って簡単に設定が行える。
設定方法 |
「net config server /hidden:yes | no」コマンドを利用する
ネットワーク・コンピュータ一覧に表示されないようにするには、コマンド・プロンプトで次のコマンドを実行する。
net config server /hidden:yes |
これとは逆に、このコマンドによって、一度非表示にしたコンピュータを再度表示するには、次のようにする。
net config server /hidden:no |
「/hidden:yes」のコマンドを実行すると、レジストリのHKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet
\Services\LanmanServer\Parametersにhiddenという値(REG_DWORD)が追加され(レジストリ値が存在しない場合)、この値として1が保存される。逆に「/hidden:no」を実行すると、値は0になる。従って上記コマンドを実行しなくても、レジストリ・エディタでレジストリの値を編集すれば同様の効果を得ることができる。ただしレジストリを編集するのは危険が伴うので(うっかり不正な値を書き込むと、システムが正常に動作しなくなる可能性がある)、特別な理由がなければ、コマンドを使った方がよいだろう。
なお、上記のコマンドを実行して非表示を指定しても、すぐにコンピュータ一覧から消えるわけではない。コンピュータ一覧は、Windowsネットワークに属するコンピュータの一覧を保持するコンピュータ・ブラウザによって管理されているが、この情報はリアルタイムでは更新されない。コンピュータ・ブラウザは一定の間隔で情報を更新しているが、編集部で実験したところでは、コンピュータの表示が消去されるまでに1時間程度かかる場合もあった。
この方法でコンピュータ一覧から非表示にした場合でも、共有サービスそのものは停止せずにそのまま使える状態になっているので、net useコマンドやエクスプローラで、UNCを直接指定してアクセスすれば、従来どおりにそのコンピュータが公開している資源を使うことが可能である。
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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