[Setup] | ||||||||
無料でデジタル証明書を取得する(2)
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ここまでの記入により、登録メールアドレスの確認のため、Thawte Inc.から「Thawte Mail Ping」という題名のメールが送られる。送られたメールは以下のような書式である。
Hi! |
メール中のリンク先をWebブラウザで開くと、以下のようなログイン画面となる。ここではメールアドレスが正しいものかを確認するだけである。
申請の次ステップに進むためにログインする | |||||||||
「Thawte Mail Ping」という題名のメールが送られてくるので、そこに記載されたリンクを開く。ProbeとPingの項目には、メールに示された同名の値をコピー&ペーストする。 | |||||||||
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メールアドレスの確認に成功すると、確認できたメールアドレスが表示される。[next]をクリックすると、ユーザーとしてログインするためのダイアログが表示される。
ログイン用ダイアログ | |||||||||
確認メールが届く前のプロセスで登録したパスワードを使用して、以後の申請プロセスを進めるためのログインを行う。 | |||||||||
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ログインして表示される画面で、[request]を選択すると、別ウィンドウで申請の続きを行う画面が表示される。
デジタル証明書を利用するメーラを選択する | ||||||
デジタル証明書を利用するメーラやメッセンジャー・ソフトウェアによって、多少の形式の違いがあるため、ここでクライアントの指定を行う。 | ||||||
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次のステップでは組織を選択するが、デジタル証明書には所属組織名を含むことができるものの、無料サービスでは指定できない(オプション料金が発生する)。そのため、デフォルト設定のまま、次のデジタル証明書に含めるメールアドレスを指定するステップに進む。
メールアドレスを指定する | ||||||
メールアドレスは、初回の申請時には1つだけ表示される。 | ||||||
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次に、デジタル証明書の拡張オプションを設定する。
デジタル証明書の拡張オプションを指定する | ||||||
デジタル証明書には、使用方法を明示するオプションがある。特に設定しなくても問題なく使用できるが、デジタル署名のみで利用したい、あるいは鍵の暗号化のみに使いたい、といった限定的なデジタル証明書として申請するには、追加で設定が必要となる。 | ||||||
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拡張オプションは、下の画面で設定する。通常は設定する必要はまったくない。ただし説明文によれば、[Key Usage]で指定しても大半のアプリケーションでは無視されるようだ。
デジタル証明書のオプションの詳細 | |||||||||
オプションを指定しても、大半のアプリケーションでは無視されるようだが、署名のみに利用するのか、データの暗号化のみに使うのか、といった利用法を1つ指定できる。また、Netscape Navigator/Communicator系列のブラウザのためのオプションも用意されている。 |
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オプション設定が終わると、公開鍵を生成するプロバイダ(CSP)を選択する。ここでは、Windows OSのCryptographic Servicesを明示的に停止しているなど、CryptoAPI(暗号化に関するOSの機能群)が利用できない場合を除き、デフォルトの[Microsoft Enhanced Cryptographic Provider v1.0]を選択する。[Next]を選択すると、以下のダイアログが表示される。このステップでは、新しい証明書を要求していて問題ないので、[はい]を選択する。
証明書の要求を示す警告ダイアログ |
Thawte Inc.のサービスが証明書の生成をローカルのシステムに対して要求するために、警告が表示される。ここではセキュリティ的にまったく問題がないので、[はい]を選択する。 |
警告ダイアログに[はい]と答えると、ローカルのシステムのCryptoAPIで秘密鍵を生成する。
秘密鍵の生成ダイアログ |
申請者のシステムで秘密鍵を生成する。デジタル証明書はこの秘密鍵と、その対となる公開鍵とが使用され、秘密鍵はユーザーの手元にだけ保存されることになる。 |
次の画面でデジタル証明書のパラメータを確認して[finish]をクリックすると、申請は完了である。
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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