[System Environment] | |||||||||||||
タスク・バーのボタンの幅を調整する
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解説 |
Windows OSでは、起動中のプログラムがタスク・バーにボタンとして表示され、アクティブなウィンドウの切り替えが簡単に行えるようになっている。このボタンの幅は、デフォルトではアイコン+英数21文字程度となっている。
起動しているプログラム数が増えると、ボタン幅を狭めながら、タスク・バーにボタン表示していく。それもアイコンのみ(Windows 2000)またはアイコン+1文字(Windows XP/Windows Server 2003/Windows Vista)となった時点で、最小のボタン幅となり、それ以降はタスク・バーが複数行になり、そこに表示されることになる(2行目以降は、デフォルトでは、スクロールさせるなどの操作をしないと表示されない)。
ただデフォルトの文字数では、Windowsエクスプローラのフォルダ・オプションで[タイトル バーにファイルのパス名を表示する]を有効にしていると、肝心のフォルダ名やファイル名が分からなくなってしまうことも多い。一方、起動しているアプリケーションが常に多い人は、最初から最小のボタン幅にしておいた方がボタンの位置が変わらず、操作しやすいということもあるだろう。
デフォルト状態のタスク・バーのボタン |
[タイトル バーにファイルのパス名を表示する]を有効にしていると、肝心のフォルダ名やファイル名が隠れてしまい判別できないことがある。このような場合、ボタンをクリックして、いちいちウィンドウを開かないとならない。ファイル名が表示されていれば、ボタンの状態で目的のファイルにすぐにアクセスできる。 |
タスク・バーに表示されるボタン幅のデフォルト値は、レジストリを操作することで、ある程度変更可能だ。よく利用するアプリケーション名やファイル名などが分かりやすく表示できるボタン幅に調整しておくとよいだろう。
操作方法 |
タスク・バーに表示されるボタン幅のデフォルト値を変更するには、レジストリ・キーを編集する必要がある。
[注意] |
レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。 |
レジストリ・エディタを起動し、以下のレジストリ・キーを作成すればよい。MinWidthのデフォルトは-2310だが、-285などとすると、ボタン幅が狭くなる(負数であることに注意)。逆に-4000にすると、1.5倍程度のボタン幅に広がる。レジストリを編集後に再起動すると、設定が反映される。
項目 | 内容 |
キー | HKEY_CURRENT_USERの\Control Panel\Desktop\WindowMetrics |
値の名前 | MinWidth(文字列) |
値のデータ | -285以上(デフォルトは-2310程度) |
レジストリ・エディタでの設定 | ||||||
HKEY_CURRENT_USERの\Control Panel\Desktop\WindowMetricsに新規のキー(文字列)を作成する。 | ||||||
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レジストリ・キーの編集 | ||||||
新規に作成したキーの名前を「MinWidth」に変更し、値のデータを修正する。 | ||||||
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MinWidthを-4000にした場合のボタン幅 |
MinWidthを-4000にすると、デフォルトの1.5倍程度のボタン幅になる。自分に最適なボタン幅を探すには、適当な値を何度か設定して試してみる必要がある。幅広にしたい場合は-4000程度、最小にしたい場合は-285に設定しておけばよい。なお、-285以下にしても、アイコンのみ(Windows 2000)またはアイコン+1文字(Windows XP/Windows Server 2003/Winodws Vista)よりもボタン幅は狭くならない。 |
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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