ICDロゴ

ラスト・ワン・マイル (last one mile/last mile)

最終更新日: 2001/01/17

 例えば電話局など、通信サービス事業者の局施設と家庭とを結ぶ通信回線。通信網の末端であり、局と家庭の間の距離が、多くの場合約1マイル(1.6Km)以内だったことからこのように呼ばれる。インターネットが家庭にまで広がり、これらのユーザーに対して、どの程度のコストで、どの程度のバンド幅のデータ通信サービスを提供できるかによって、コンシューマ・ユーザーを対象としたインターネットの応用が大きく影響を受けるようになったことから注目されるようになった。

 歴史的には、アナログ電話回線用として、電話局から家庭までをメタリック・ケーブル(銅線)で結んだ通信回線を指していたが、現在ではこれだけでなく、ケーブル・テレビ網や無線、光ファイバなどを含め、局施設と末端の家庭とを接続する通信回線を広く意味するようになった。

 現在、ラスト・ワン・マイルで利用可能な通信方式としては、アナログ電話用として敷設されたメタリック・ケーブルを利用するアナログ・モデム/ISDN/xDSL、ケーブル・テレビ網用に敷設された光ファイバ/同軸ケーブルを利用するケーブル・モデム、光ファイバ、無線などがある(ただし地域によっては、必ずしもすべてが選択可能なわけではない)。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ