メインフレーマ (mainframer)
最終更新日: 1999/05/20
1960年代中期にメインフレームコンピュータを販売していた主要メーカーを指す言葉。
この当時は、現在のようにパーソナルコンピュータなどの小型コンピュータは存在せず、コンピュータといえば、すべては巨大なキャビネットに収納されたメインフレームコンピュータを指していた。この当時、メインフレームコンピュータを製造販売していたのは、IBM、NCR、RCA、ユニバック(Univac)、バロース(Burroughs)、ハネウェル(Honeywell)、ゼネラルエレクトロニクス(GE)、コントロールデータ(Control Data)で、これらのメーカーを総称して「メインフレーマ」と呼んでいた。
その後、RCAのコンピュータ部門はユニバックに買収され、ゼネラルエレクトロニクスのコンピュータ部門はハネウェルに買収され、ユニバックとバロースは合併して現在のユニシスとなり、NCRはATTに買収された。
国内では、NECや富士通がメインフレーマとしてメインフレームコンピュータを供給していた。
その後、パーソナルコンピュータやワークステーションが登場し、性能や容量などをめざましく向上させたことから、従来はメインフレームコンピュータの独壇場だったサーバー市場においても、これらの小型コンピュータが利用されるケースが増えている。しかしメインフレームコンピュータには、ミッションクリティカルな環境で安心して利用できるという長年の実績があり、電子商取引やEDIなど、大規模なネットワークサーバとして現在もなお高い需要がある。
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