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Alert on LAN

【アラート・オン・ラン】

最終更新日: 2001/06/18

 ネットワークに接続されているPCを遠隔地から監視できるようにする規格。IBMとIntelが設立したAdvanced Manageability Alliance(AMA)にて取りまとめられた。

 Alert on LANに対応しているPCなら、たとえその電源がオフ(電源ケーブルは接続されている必要がある)であったり、OSが起動していなくとも、ネットワーク経由で遠隔地にいる管理者のシステム(管理用のサーバマシンなど)にさまざまな情報を通知できる。たとえば、

・PCからネットワークケーブルが外されているかどうか
・PCから電源ケーブルが外されているかどうか
・PCのケースカバーが開けられているかどうか
・PCのPOSTの結果
・OSの稼働状態
・PC内部の温度や電圧などの状態

といった情報が得られる。

 上記のうち、PCの状態(ステータス)を表わす情報は、たとえPCの電源がオフでも、一定周期でネットワークにパケット化されて送信される。そのため電源ケーブルあるいはネットワークケーブルが外されてしまうと、ステータスパケットが途切れるので、PCに何かトラブルが生じたことがわかる、というしくみになっている。

 また内部温度の上昇や空冷ファンの停止、OSの致命的なエラーなどといった異常が生じると、警告(alert)パケットがネットワークに送信される。これにより管理者はPCに生じた異常の詳細を知ることができる。

 Alert on LANを改良したAlert on LAN 2も、すでに登場している。Alert on LAN 2では、何か異常の生じたPCに対して、管理者が遠隔地から回復などの処置を行えるようになった。

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