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CRTディスプレイ (Cathode Ray Tube display)

【シー・アール・ティ・ディスプレイ】

最終更新日: 2001/12/20

 ブラウン管を用いた表示デバイス。広義には家庭用テレビもこのCRTディスプレイに含まれる。CRTディスプレイは、コンピュータ用の表示デバイスとしても広く利用されている。

 CRTディスプレイでは、管内の電子銃から表示面の裏側にある蛍光体に電子ビームを当て、発光させることで表示を行う。ビームは画面の左上から右に、右端までくると1つ下のラスタ行の左端から右に走査し、右下端までくると再度左上端に戻る。このように電子ビームは、ある瞬間にはディスプレイ上のある1点しか照射していないが、管面に塗布された蛍光体の残光があるので、ビームを素早く走査することで人間の目には画面全体が常に光っているように見える。

 画面全体にビームを当てるために、電子銃から発射されたビームは偏向ヨークと呼ばれる磁気コイルにより曲げられる。ただし偏向ヨークによるビームの曲率には限界があるので、大画面のディスプレイを実現するには、管面から電子ビームまでに一定以上の距離を確保しなければならない。つまりCRTディスプレイを大画面化するには、画面サイズが大きくなるに従って、それだけ奥行きが必要になる。

 WindowsやMacintoshなどのマルチウィンドウシステムでは、ディスプレイが大きければ大きいほど、多くの情報を表示させながら効率よく作業を進められるため、大画面化を求める声が強いが、設置スペースがネックとなって、大画面のCRTディスプレイを導入できないというユーザーが少なくない。これに対し最近では、液晶ディスプレイの大画面化が進み、販売価格も低下してきたことから、CRTディスプレイの代わりに、液晶ディスプレイを選択するユーザーも増えつつある。

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