警視庁ハイテク犯罪対策センター
【ケイシチョウ・ハイテク・ハンザイ・タイサク・センター】
インターネットやコンピュータを利用したハイテク犯罪を捜査するために、警視庁が1999年5月7日に開設したもの。本部は東京都千代田区。
警視庁の発表によれば、ハイテク犯罪対策センターの主な業務は、@「ハイテク犯罪の捜査」、A「ハイテク犯罪に関する被害相談の受理」、B「関係業界との連携等によるハイテク犯罪の防止」などとしている。
パーソナルコンピュータやインターネットが普及するに従い、これらを悪用した詐欺的な行為や、販売や使用が禁止されている薬物の売買、コンピュータシステムに対する不法なアタック、情報の漏洩や改竄(かいざん)、プライバシーの侵害など、いわゆる「ハイテク犯罪」が目立つようになってきた。こうしたハイテク犯罪の発生を未然に防ぎ、また発生してしまった場合には、捜査に対する技術支援を行うのがハイテク犯罪対策センターの目的である。このため日常的な活動としては、インターネット上の違法サイトの24時間監視、電話による相談や情報提供の受け付けなどを行い、コンピュータやインターネットなどを利用したハイテク犯罪の立件を支援する(電話相談窓口については以下を参照のこと)。
1999年5月13日、「わいせつ図画販売目的所持」の現行犯で福岡県在住の男性が逮捕された。警視庁の発表によれば、この男性はわいせつ画像を記録したCD-Rを会員に対して販売していた。この容疑者は購入希望者への電子メール送信にあたり、電子メールの発信元ヘッダーを隠すという専門技術を使用していたが、これに対してハイテク犯罪対策センターが技術支援を行って発信元を解明、摘発した初めてのケースとなったとしている。
警視庁ハイテク犯罪対策センター
電話相談窓口
TEL:03-3431-8109(ミヨミライ ハイテク)
受付時間:平日午前8:30〜午後5:15(夜間及び祝日・土・日曜日は、相談業務は行っていない)
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