バースト転送 (burst transfer)
最終更新日: 2001/06/05
デジタル信号によるデータ伝送において、1つのアドレス情報をもとにして複数のデータを連続して転送すること。システム・バスやメモリ・チップなどで、高速にデータを転送する技術として利用されている。
バースト転送では、まず最初に特定のアクセス個所を表すアドレス情報が、アクセス対象に対して1回だけ送信される。その際、転送するデータ量に関する情報も送信される場合がある。その後、送信されたアドレス付近のデータが連続して転送される。
1回のデータ転送ごとに1回ずつアドレス情報を付加する方法と比べると、バースト転送ではアドレス情報の送信にかかる時間を大幅に省けるため、高速なデータ転送が実現できる。こうした原理のため、連続したアドレスのデータを転送する際にはバースト転送は効果を発揮するが、ランダムなアドレスに対してはオーバーヘッドになってしまい、かえって遅くなる場合もある。
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