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RSA (Rivest-Shamir-Adleman)

【アール・エス・エー】

最終更新日: 2001/04/12

 公開鍵暗号方式を使用するデータ暗号化技術の1つ。米RSA Data Security社が開発し、1978年に発表した。RSAは、このデータ暗号化方式を考案したRonald Rivest氏、Adi Shamir氏、Leonard Adleman氏らのラスト・ネームの頭文字をとったもの。

 RSA暗号化方式の基本的なアイデアは、大きな合成数(素数ではない自然数)の素因数分解が困難であるということに基づいている。厳密には少々異なるが、基本的な発想としては、このとき公開鍵として合成数を、秘密鍵としてその素因数を用いると考えてよい。ただし素因数分解は困難ではあれ、不可能ではない。したがってRSA暗号化方式の安全性は、その時点において、現実的な時間内で素因数分解を実行できないという期待の上に成り立っている。コンピュータの計算能力は飛躍的に向上しているため、この仮説は常に正しいというわけではないが、これに対しRSAでは、公開鍵となる合成数を大きくすることで、安全性を維持するようになっている。

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