スクリーンセーバ (screen saver)
最終更新日: 1998/12/22
コンピュータディスプレイでは、ブラウン管の内側塗布された蛍光体を、表示画面の向かって左から右に、上から下に向かって定期的にビームを照射しながら表示を行っている。このため同じ画像がずっと同じ場所に表示され続けると、管面の蛍光体が焼き付いてしまうことがある。これを回避するために、一定時間コンピュータへのアクセスがなかったら(キーボード入力やマウス入力がなかったら)、画面をブラックアウト(真っ黒な画像を表示する)したり、表示内容が変化し続けるアニメーション表示などを行うプログラムのことをスクリーンセーバという。
スクリーンセーバプログラムは、システムへのキーボード入力やマウス入力を常に監視しており、一定時間アクセスがなければ、あらかじめ用意された画面表示プログラムを起動する。一般にこのプログラムは、画面全体をそのとき実行されていたアプリケーションから乗っ取り、ブラックアウト表示を行ったり、アニメーション表示を行ったりする。最後の入力から、スクリーンセーバプログラムが起動されるまでのインターバルは、ユーザーが指定できるのが一般的。
なお最近では、単にプログラムで画面描画を行うだけでなく、コンピュータの未利用時間を使ってインターネットからダウンロードしたニュースを表示するPointCastなども利用できるようになっている。
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