ODBC (Open DataBase Connectivity)
【オー・ディー・ビー・シー】
最終更新日: 1998/09/30
特定のプラットフォームに依存することなく、プログラムからのデータベースアクセスを可能にするインターフェイス仕様。Microsoft社によって開発され、1991年11月に提唱された。
Windows環境では、プリンタやグラフィックスカードなどのデバイスドライバレイヤを用意し、個々のハードウェアの違いをここで吸収することで、アプリケーション側ではハードウェアを意識しないですむようになっている。このODBCは、データベースに対してこれと同じような機能を実現するものだ。データベースにアクセスするアプリケーション側では、特定のデータベースシステムを意識することなく、ODBCインターフェイスに従ってデータベースアクセスを行う。すると各データベースごとに用意されたODBCドライバを経由して、実際のデータベースアクセスが行われる。
ODBCは関数呼び出しベースのインターフェイスであり、伝統的なプログラミングインターフェイスに最も近いものだが、その後Microsoftは、ActiveXコントロールなどのオブジェクトテクノロジに力を注いでおり、データベースアクセスについても、オブジェクトベースのインターフェイス(Active Data Object:ADO)を提供し、徐々に比重をこれらに移している。
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