K56flex
【けー・ごーろく・ふれっくす】
最終更新日: 1999/09/21
モデムチップベンダのRockwell(ロックウェル)社とLucent Technologies社が開発し、1997年より対応チップの出荷を開始したモデムテクノロジの名称。最大通信速度が56kbpsであったことからこのように呼ばれた。Rockwell社はそれまで、K56Plusと呼ばれるモデムテクノロジを、Lucent社はV.flex2と呼ばれるモデムテクノロジをそれぞれ開発していたが、両者が統合され、K56flexという名称にされた。
K56flexが発表された1997年初頭の段階では、モデムチップベンダであるU.S.Robotics社も、最大56kbpsでの通信が可能なX2と呼ばれるモデムテクノロジを開発しており、K56flexに先駆けて製品を出荷していた。このX2とK56flexは互いに互換性がなく、市場は混乱したが、両者のテクノロジは、1998年2月にITUによって規格が一本化され、V.90となった。
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