ICDロゴ

ページ・ファイル (page file)

最終更新日: 2002/05/08

 仮想メモリ システムを実現するためのスワップ用ファイル。

 仮想メモリ システムでは、ハードディスクの一部を、あたかも物理メモリの一部であるかのようにして使用し、仮想的なメモリ空間を作り上げる。そして物理メモリが不足したら、現在メモリにロードされているプログラム コードやデータのうち、当面使いそうもないものをハードディスク上に用意したファイルに一時的に待避して、それらが占有していたメモリ領域を解放する。こうして一時待避したデータが再度必要になった場合には、逆にディスクからメモリにロードし直す(このとき必要なら、別のメモリ領域をディスクに一時待避する)。このために使用されるファイルがページ ファイルである。

 一般にはスワップ ファイル(swap file)と呼ばれることが多いが、Windows 2000では、pagefile.sysという名前のファイルをページ ファイルとして使用するようになっている。Intelのx86プロセッサでは、仮想メモリ システムを実現するためのページング(paging)と呼ばれる機能が用意されており、Intel x86プロセッサ システム上で動くWindows 2000も、このプロセッサの機能を使って仮想メモリ システムを実現している。pagefile.sysという名称は、このページング機能に由来するものと思われる。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ