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I18N (Internationalization)

【アイ・イチハチ・エヌ/アイ・ジュウハチ・エヌ】

別名
インターナショナライゼーション/インターナショナリゼーション (Internationalization)

最終更新日: 2003/05/28

 国際語化(Internationalization)の略。Internationalizationという単語は、先頭の“I”と末尾の“N”の間に18文字あるので、短く言い換えて、「アイ・エイティーン・エヌ」と素早く発音できるようにしている(日本語では必ずしも読みやすくはないが)。

 I18Nとは、ある特定の1カ国語しか扱うことができないプログラムなどを、それ以外の言語圏でも利用できるように改造、変更することを指す。例えば、米国で開発された、米国英語のみを対象とするアプリケーション・プログラムを改良して、英語以外のヨーロッパの各国語や、日本語(漢字文字)、中国語、韓国語(ハングル文字)などを同時に扱えるように改良することを指す。ただし、単に別の1カ国語に対応させるように変更するのではなく(これはローカライズと呼ばれる)、同時に複数の言語を扱えるようにように改良すること、もしくはそのような各国語への対応が行いやすいように、あらかじめ準備しておくことをいう。例えば文字コードとしてはUnicodeを使って世界中の文字を容易に扱えるようにしたり、文字列メッセージなどはすべてプログラムのコード本体から切り離して、簡単に翻訳、変更できるようにしたりする。こうやって作成されたプログラムは、そのまま、もしくは最小限の手間(メッセージの翻訳など)で世界中の多くの地域で利用することが可能になる。I18Nが考慮されていないプログラムは、異なる言語ごとに別々に変更作業(ローカライズ作業)が必要になり、さまざまな各国語バージョンが乱立したり、オリジナルのバージョン・アップに対して常に同じようなローカライズ作業が必要になるので、タイムリーに市場に投入できないなどの問題点がある。

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