B2E (Business to Employee)
【ビー・トゥー・イー】
別名
・BtoE (Business to Employee) 【ビー・トゥー・イー】
最終更新日: 2001/10/20
コンピュータ・ネットワークを利用して、電子的に取引を行う電子商取引の形態の1つ。B2EはBusiness to Employeeを略したもので(「2」は「to」を意味している)、企業対被雇用者(従業員)の取引を表す。これ以外の形態として、企業対企業の電子取引はB2B(Business to Business)、企業対個人の電子商取引はB2C(Business to Consumer)、企業対政府機関との取引はB2G(Business to Government)、個人対個人の取引はP2P(Peer to Peer/Person to Person)などと呼ばれる。
B2Eでは、主に大企業が、自社の従業員に対する福利厚生の一環として、個人年金プランのアドバイスやそれに伴う各種手続き、ストック・オプションに関する各種手続き、住宅取得などに伴う金融サービス、個人的な旅行のプランニングと予約サービスなどを電子商取引によって提供する。これにより企業は、複雑化する年金プランへの対応を効率化し、申請・手続きのペーパレス化を進めることで、年金・福利厚生にかかる事務コストを圧縮する。一方の従業員側では、自身に最適な年金プランのアドバイスや、自分が利用できる金融サービスの種類や内容をオンラインで手軽に調べたり、申し込んだりできるようになる。B2Eは、米国の大企業において、従業員に対する年金・福利厚生サービスを充実させながら、それをできるだけ少ないコストで実現するために積極的に導入された。
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