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スクロールバー・スライダ (scroll bar slider)

最終更新日: 1999/05/21

 スクロールバーの内部に表示され、現在ウィンドウに表示されている文書の一部が、文書全体のどの位置にあるかなどの情報をユーザーに示し、ユーザーがこの部分をマウスなどでドラッグすることで、文書の表示位置を変更できるようにするもの。

 Windows 95からは、文書全体に占める位置だけでなく、現在ウィンドウに表示されている部分が、文書全体に占める割合をスライダの長さで示すように改良された。

 ユーザーは、このスライダ部分をマウスでドラッグすることにより、ウィンドウに表示する位置を変更できる。スライダがマウスでドラッグされると、スクロールバーコントロールは、アプリケーションに対して逐一スクロールバーの移動メッセージを送り続ける。これらのメッセージを逐一処理して表示位置を変更すれば、ドラッグと同時にウィンドウの表示内容は変更される。一方、スライダの最後の移動メッセージ(スライダの移動が完了したことになる)が送られた段階で表示内容を更新するアプリケーションもある。このどちらの方式を採用するかは、アプリケーションにまかされており、一般的には、表示内容を高速に変化させられるものは前者を、そうでないものは後者を採用することが多い。

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