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タブレット (tablet)

別名
デジタイザ (digitizer)
グラフィックタブレット (graphic tablet)

最終更新日: 2001/06/22

 平面型の座標入力デバイス。板のような形状をした台の上で、「スタイラス ペン(ペンのような形をした、棒状のデバイス)」もしくは「カーソル」と呼ばれるマウスに似た装置を動かすことにより、ペンやカーソルが動いた軌跡の座標データをコンピュータに入力することができる。

 タブレットやデジタイザはマウスなどと違って、絶対座標値を入力することができるので、図面や下絵をトレースしてその座標値を採取することができる。また、キャンバスに筆で絵を描くように、台上でペンを動かして、グラフィックス アプリケーションで描画したりできる。スタイラス ペンには通常は何個かのボタンが付いており、これで指示を与えたり、タブレット上の特定の位置をタップ(ペンで、タブレットをつつく操作のこと)して、メニューを選択したりできる。製品によっては、ペンの座標位置だけでなく、ペンの筆圧や傾き角度、方向なども検出できるものもあり、実際の絵筆のような細かい描画作業などを行うことができる。

 タブレットもデジタイザも、その構造や使い方はほぼ同じだが、一般的には、タブレットよりも大きくて(机の天板ほどのサイズのものもある)、もっぱら図面などのトレースを目的とする高精度の物をデジタイザと呼ぶことが多い。これに対してタブレットとは、よりコンパクトで、マウスなどのようにユーザー インターフェイスのためにも使われる。なお、3次元物体の座標測定を行う装置を3Dデジタイザと呼ぶことがあるが、このように、対象となる物体の座標データを取り込むためのデバイスを総称してデジタイザとする場合もある。

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