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インアクティブウィンドウ （inactive window）

　ある時点で、入力フォーカスを持っていないウィンドウのこと。インアクティブウィンドウとは逆に、その時点で入力フォーカスを持っているウィンドウは「アクティブウィンドウ（active window）」と呼ばれる。

　　マルチウィンドウシステムでは、同時に複数のウィンドウをデスクトップに表示して作業することができるが、たとえばある時点でキーボードからデータを入力できるのは、そのうちの1つでしかない。このため複数のウィンドウに対してキーボードからデータを入力したければ、まず最初に入力を行いたいウィンドウをアクティブにして入力フォーカスをそのウィンドウに移動し、その後入力処理を実行する。このとき、入力フォーカスを持つ1つのウィンドウは「アクティブウィンドウ」、入力フォーカスを持たない残りすべてのウィンドウは「インアクティブウィンドウ」になる。

　このように入力フォーカスを切り替える処理は、「アクティブウィンドウを切り替える」などと呼ばれる場合もある。アクティブウィンドウを切り替える具体的な方法はウィンドウシステムによるが、たとえばWindows環境では、アクティブにしたいウィンドウをマウスでクリックすることで、そのウィンドウをアクティブにできる（同時に、今までアクティブだった別のウィンドウはインアクティブウィンドウになる）。

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