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SafeBurn

【セーフ・バーン】

最終更新日: 2001/06/14

 ヤマハが開発したCD-R/RWの書き込みエラー防止技術。バッファ容量の増加、途切れた書き込み処理の再開、CD-Rメディアに合わせたレーザー出力と書き込み速度の自動調整、という3種類の技術を組み合わせることにより、バッファ・アンダーランを含む各種の書き込みエラーを防止するもの。

 SafeBurnの書き込みエラー防止技術の1つは、CD-R/RWドライブ内蔵のバッファ・メモリ容量を8Mbytes以上に増量し、書き込み中のバッファ・アンダーランを予防するというものだ。バッファ容量が大きいほど、空になるまでの時間が長くなり、バッファ・アンダーラン・エラーが生じる確率を低減できる。

 第2の技術は、バッファ・アンダーランの発生時に書き込みを一時停止し、バッファ内の有効データ量が一定レベルまで復活した後、書き込みが途絶えた位置から書き込みを再開するというものだ。このとき、書き込みのつなぎ目部分のブランクは1μm以下で、規格上問題にならない程度に短かくすることを実現している。

 第3の技術は、書き込むCD-Rメディアごとの特性に合わせて、照射するレーザーの出力だけではなく、書き込み速度も自動的に調整する、というものだ。SafeBurnは、ドライブ/メディアの最大書き込み速度あるいはユーザー指定の書き込み速度を上限として、そのメディアの状態に合った最適な速度を自動的に選択することで、書き込みミスを防止する。

 同種の技術としては、三洋電機が開発した「BURN-Proof」やリコーが開発した「Just Link」などがある。

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