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サイバー・スクワット (cyber squat)

最終更新日: 2002/02/22

 売却や嫌がらせなど、不正な目的でインターネットのドメイン名を取得すること。「squat」は「あぐらをかく」という意味で、ドメイン名を不当に占拠することからこのように呼ばれる。

 ドメイン名は、インターネットで特定の組織や企業などを識別するために使用される文字列である。このため、すでに誰かに取得されているドメイン名は、後から使うことはできない。ドメイン名の割り当ては「早い者勝ち」が基本であるため、例えば著名な企業の名前を示す文字列がまだ割り当てられていなければ、まったくの別人がドメイン名を先に登録できるチャンスがある。このためインターネットの黎明期には、高額な値段で売りつけることを目的として、ドメイン名を不当に占拠する者が続出した。このような行為をサイバー・スクワットという。

 その後、ドメイン名の取得に関する紛争処理ガイドラインが制定され、サイバー・スクワットと認定されたときには、強制力を持ってドメイン名の使用権を剥奪できるようにされた。

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