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オーバーフロー (overflow)

別名
オーバーフロー・エラー (overflow error)

最終更新日: 2001/04/07

 「overflow」は「あふれる」という意味で、広義には、計算結果や入力データが、それを格納するために与えられたハードウェア/ソフトウェア領域の限界や領域を超えてしまうことを指す。このオーバーフローが原因で発生したエラーはオーバーフロー・エラーと呼ばれる。

 たとえばマイクロプロセッサは、プロセッサ内部にあるレジスタを使って数値演算を行うが、この演算結果がレジスタのビット数を超えてしまうとオーバーフロー・エラーになる(例:8bit幅の演算器で128+128を計算しようとすると、結果は256となり、8bit幅では表現できないのでオーバーフローとなる)。またキーボードやネットワークなど、PCに対するデータ入力は、ハードウェア/ソフトウェア的に用意されたバッファに一時的に格納され、その後順次処理されるというのが一般的だが、このバッファ・サイズを超える大量の入力があると、オーバーフロー・エラーとなる。

 これとは逆に、マイクロプロセッサの演算結果が限りなくゼロに近く、与えられたビット数では期待される精度で数値を記録できない場合に発生するエラーはアンダーフロー・エラー(underflow error)と呼ばれる。

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