静岡銀行、業務処理と情報分析を統合した新営業情報システムを開発へ

2006/3/18

 フューチャーシステムコンサルティング(フューチャー)は3月17日、静岡銀行から「統合型営業情報システムの開発」を受注したと発表した。

 静岡銀行では従来から、渉外支援システム、融資支援システム、新収益管理システムなどの個別業務システムを構築・稼動させていたが、営業力強化と経営管理の高度化を狙って渉外支援システムを刷新、各システムからデータを取得・連携して業務処理と情報分析が一気通貫に行えるシステムを構築する。

 同システムが対象とする業務範囲は、融資、デリバティブ、ビジネスマッチング、M&A、外為、企業業況モニタリングなど。営業店からビジネスステーション・ローンセンター、カンパニー、本部各部、経営層など幅広い社内ユーザーが想定されている。

 予定される機能としては、法人営業活動向けポータル機能、アプローチ先検索・訪問計画策定機能、案件別交渉履歴・進捗状況管理機能、計画達成状況(見込み)管理機能、各種報告管理資料の自動作成機能、経営・マーケティング分析情報の参照機能、各種サブシステムとのデータ連携機能など。開発期間は、2006年2月から2007年4月の予定で、静岡銀行の業務部門、経営企画部IT企画グループ、静岡コンピューターサービス、フューチャーの協働体制でプロジェクトを実施する。

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フューチャーシステムコンサルティングの発表資料

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