東映アニメ、コンテンツ管理とセキュリティを強化する新基盤システムを構築
2006/7/25
東映アニメーションと日本IBMは7月24日、東映アニメーションにおいてセキュリティを強化した新ネットワークシステムを構築、分散していたサーバを統合したと発表した。
東映アニメーションでは社外クリエイターとの協業作業の増加などから、社内システムへのアクセス管理およびセキュリティ強化のため、新システムを導入したもの。同システムでは、認証VLAN技術を活用してユーザーごとに接続可能な領域を自動判別する。ネットワークの全社的な一元管理とログ収集によって障害発生時の原因特定と対策が迅速に行え、ファイアウォールやVPN機能などを仮想化・統合することで運用を効率化している。また、PCサーバなどで稼働していたメールサーバやファイルサーバ18台も「IBM eServer i5」1台に統合、5月から運用を開始している。
このほか、東映アニメーションが保有する約9100話のアニメーション作品の作品情報や完成品の素材データを、「IBM Total Storage DS8100」1台に統合・一元的に管理する予定で、作品の二次的利用の際のデータ検索や抽出を効率化することを図る。このストレージ統合においては、システム管理ソフト「IBM Tivoli Storage Manager」の採用により、データ保全性と運営管理の効率化も図られる。
東映アニメーションでは、今回の新システムをベースにしてサーバ追加などの構成変更に対する自動化機能の導入を検討しており、さらなるIT基盤の強化を推進するとしている。
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日本IBMの発表資料
東映アニメーションの発表資料
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