重粒子医科学センター病院、手のひら静脈認証装置利用の電子カルテシステムを構築

2007/2/27

 富士通は2月27日、同社の非接触型手のひら静脈認証装置「PalmSecure」(パームセキュア)を搭載した電子カルテシステムを放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター病院向けに構築したと発表した。同システムは、2006年10月より稼働している。

 放医研・重粒子医科学センター病院では、なりすましなどによる情報漏えいを防ぐ電子カルテシステムを検討、簡単な操作で高度なセキュリティを実現する手のひら静脈認証技術を採用した。

 同電子カルテシステムでは、利用者は事前に自身の手のひら静脈パターン情報を登録したICカードを装置に差し込み、手のひらをかざす。装置はICカードの登録パターンと読み取ったパターンを照合、一致すると電子カルテシステムにログオンできる。手のひら静脈は体内情報であるため偽造が困難で、従来のID/パスワード入力による認証に比べて、なりすましが難しい。

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富士通の発表資料
放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター病院

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