戸田建設、全国の建設現場へ緊急地震速報を配信する警報システムを開発

2007/4/11

 戸田建設は4月11日、全国の建設現場に対して地震発生時にその強さや到達予測時間を配信する警報システム「現場地震速報ユレキテル」を開発したと発表した。

 同システムは気象庁の「緊急地震速報」から情報を得て、全国の建設現場の所在地データを照合、被害の予想される建設現場に対して、地震が到達する数秒から数十秒前に揺れの強さや到達予測時間を配信する。

 戸田建設では、2006年7月から一部の建設現場に「緊急地震速報」を導入、有効性の検証を行ってきた。結果、地震発生時の安全確保、災害復旧活動に役立つと判断し、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の協力の下、同システムを開発した。

 戸田建設では今後、「現場地震速報ユレキテル」を事業継続マネジメント(BCM)のツールとして活用するとともに、顧客の復旧支援などにつなげる方針としている。

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伊藤忠テクノソリューションズ
戸田建設

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