東京電機大学、柔軟性とセキュリティを向上した新ネットワーク基盤を構築

2007/5/16

 シスコシステムズは5月16日、同社のネットワーク機器製品を使って、東京電機大学がデータセンター集約およびネットワーク刷新を実施したと発表した。

 東京電機大学は、1989年から実験的にインターネットの利用を始めており、1992年には全学ネットワークを構築、その後は約5年ごとにネットワークの見直しを行ってきた。2001年のネットワークシステムでは、コアスイッチとアクセススイッチでベンダが異なり、コアスイッチの機能が限られていたために柔軟性などに課題があった。

 これらの問題を解決するため、新ネットワークでは、東京・埼玉・千葉の各キャンパスのネットワーク、データセンター、インターネット接続の各機能のコアスイッチにそれぞれ「Catalyst 6506」を、キャンパス間接続には「Catalyst 3560」を採用した。データセンターの「Catalyst 6506」には「コンテントスイッチングモジュール」を搭載することで仮想化されたサーバへのアクセス環境を実現、ネットワーク構成を柔軟に変更できる。インターネット接続の「Catalyst 6506」には「ファイアウォールサービスモジュール」「Anomaly Guardモジュール」などを搭載し、DDoS攻撃とボット攻撃を自動的に検出して、正常なトラフィックと分離する。

 新ネットワークは柔軟性とセキュリティの向上のほか、保守性・可用性も強化されている。東京電機大学では、このネットワークを利用して、学内の約1万2000名のユーザーにより優れたサービスを提供していくとしている。

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シスコシステムズ
東京電機大学

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