三井住友銀行、フィッシングサイト対策を追加してセキュリティを強化

2007/6/12

 三井住友銀行は6月12日、フィッシング詐欺に関する対策を新たに2つ追加し、セキュリティ強化を図ったと発表した。

 新たな対策の1つ目は、RSAセキュリティのフィッシングサイト閉鎖サービス「RSA FraudActionサービス」。これは、米国RSAのオンライン不正対策指令センター(AFCC)が24時間365日体制で監視を行い、フィッシングサイトをシャットダウンさせるサービス。130カ国、3万4000サイトをシャットダウンした実績があり、ほとんどの場合、5時間以内にシャットダウンできるという。

 もう1つは、同行のインターネットサービスをWindows VistaのInternet Explorer7(IE7)などを使って利用する場合、閲覧中のWebページが三井住友銀行の正当なサイトかどうかを確認できる新規格のサーバ証明書「EV SSLサーバ証明書」を導入した。Windows VistaのIE7であればソフトのインストールなどすることなしに、Windows XP SP2のIE7であれば証明書の更新を行うことで、ブラウザのアドレスバーの色の変化やサイト運営者名などの表示により、正規サイトかフィッシングサイトかの判別が視覚的に行える。個人向けインターネットサービスから、順次導入となる。

[関連リンク]
三井住友銀行の発表資料
RSAセキュリティ

[関連記事]
南都銀行、フィッシング詐欺対策に電子透かし利用の認証サービスを採用(@IT NewsFlash)
三井住友銀行、すべての「お知らせメール」を電子署名付きに(@IT NewsFlash)
名古屋銀行、一斉送信メールに電子署名付加でフィッシング詐欺対策(@IT NewsFlash)
北海道銀行、電子透かし利用のフィッシング対策ソリューションを採用(@IT NewsFlash)
2000のフィッシングサイトをつぶしたマスターカード担当者(@IT News)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...