横浜銀行、信用リスク評価の分析・検証業務にBIツールを導入
2007/7/12
SAS Institute Japanは7月12日、同社のデータアクセス・分析ソフトウェア「SASシステム」が、横浜銀行のリスク管理高度化施策の一環としてエンドユーザー・コンピューティング環境に採用されることになったと発表した。
横浜銀行は、2007年3月末から適用が開始された新BIS規制において内部格付手法を採用しており、内部格付制度に基づく取引先のリスク評価、およびリスク管理を実施している。リスク管理の高度化に伴い、膨大な量のデータを用いて高度な統計解析やさまざまな切り口による分析を行う必要に迫られていた。そこで、高速データ処理、統計分析の分野で実績のあるSASシステムを、検証・分析作業のツールとして採用することにしたもの。
SASシステムは、表計算ソフトなどのツールによる煩雑(はんざつ)なデータ処理からユーザーを解放し、信用リスク検証・分析結果に対する評価に注力できるようにするもの、と横浜銀行では評価している。また、同システムを導入することにより信用リスク検証・分析作業における再現性・透明性が確保できるようになるため、組織全体としても検証・分析のノウハウを蓄積し共有しやすくなるという。
横浜銀行では今後もSASシステムの利用環境を整備し、有効活用することによりあらゆる業務への迅速な対応を目指すとしている。
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SAS Institute Japanの発表資料
横浜銀行
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