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田淵電機、ERPパッケージ導入で国内外グループ全拠点のシステム統一へ

2007/8/9

　QADジャパンは8月9日、同社の製造業向けERPパッケージスイート「QAD Enterprise Applications 2007」（以下、QAD2007）が、田淵電機グループの社内システムに採用されたと発表した。

　田淵電機には国内と海外合わせて5社7カ所の拠点があり、各拠点で独自に構築したシステムをそれぞれ運用していた。そのため、拠点ごとの物流データや財務関連データを手作業で再入力する必要があるなど、非効率な面があった。同社では、近年の需要増加と今後の業務範囲拡大に対応するため、各拠点の業務処理を統一することが急務と判断、2006年にグローバル・システムの構築プロジェクトを開始した。

　田淵電機ではすでにタイのグループ企業1社と国内のグループ企業1社でQADの製品を導入した実績があり、電機・電子製造業に特化した機能、多通貨・多言語対応、最小限のカスタマイズによる導入実績などを評価し、今回QAD2007を全社規模で採用することを決定した。従来のシステムに比べ、セキュリティと財務関連データの信頼性が向上し、グローバル規模での内部統制強化を図ることができるという。2008年4月までに田淵電機と香港田淵電機有限公司で、2008年度中に上海田淵変圧器有限公司で本稼働の予定。

　同社では今後、今回のシステム統合によってグローバル拠点間での作業ノウハウの共有を進め、積極的な人材交流を行っていくとしている。

[関連リンク]
QADジャパンの発表資料（PDF）
田淵電機

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