日本郵政公社、民営化を見据えて大規模SaaSアプリケーションを稼働開始

2007/9/6

 日立ソフトウェアエンジニアリングとセールスフォース・ドットコムは9月6日、日本郵政公社にセールスフォース・ドットコムのオンデマンド・プラットフォーム「Platform Edition」の提供を開始したと発表した。

 同プラットフォームは、オンデマンド・アプリケーションを構築・利用するための環境で、これまで日本郵政公社の5000ユーザーに提供されていたが、今回4万ユーザーに提供される。日本郵政公社が構築中の「お問い合わせ等報告システム」の基盤となる。

 「お問い合わせ等報告システム」は、顧客からの問い合わせ内容や対応履歴などを登録・分析するもので、郵便局・支社・本社間で情報共有を可能とすることにより、窓口対応の迅速化や業務改善などを目指す。オンデマンド・アプリケーションとして提供されることでアクセス権限、ログイン管理、監査証跡などの情報が世界最高水準のセキュリティ、災害対策、バックアップ環境で管理される。

 同システムは日立ソフトが構築を支援し、9月より順次稼働している。

[関連リンク]
日立ソフトウェアエンジニアリングの発表資料
セールスフォース・ドットコムの発表資料
日本郵政公社

[関連記事]
セールスフォース、郵便局にプラットフォームを4万ライセンス提供(@IT News)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200709/06/sf.html(@IT NewsFlash)
郵便局もSaaSの時代に突入(@IT News)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...