さいたま市立中央図書館、図書自動返却・仕分けシステムを採用

2007/11/27

 NECと日本ファイリングは11月27日、図書自動返却・仕分けシステムを共同で開発し、さいたま市立中央図書館に納入したと発表した。新システムは同図書館の11月29日の新規開館に合わせて、稼働を開始する。

 同システムは、利用者が画面上で図書の返却手続きを行うと、返却図書をベルトコンベアで自動搬送し、返却処理から仕分け作業まで全自動に行うシステム。図書館の窓口業務を大幅に効率化するもので、利用者には待ち時間の短縮、プライバシーの向上などのサービス改善が期待できる。

 システムはNECの図書館システム・パッケージソフト「LiCS-Web」(リックス・ウェブ)に、今回共同開発した自動返却仕分装置を組み合わせたもので、装置の開発・製造を日本ファイリングが、ソフトウェアの開発とSIをNECが担当した。システム開発には図書館向けオートメーションに強いフィンランドのP.V.SUPA社の協力を得ている。

 NECでは、同システムを今後3年間で50以上の図書館へ導入することを見込んでいる。

[関連リンク]
NECの発表資料
日本ファイリング
さいたま市立図書館

[関連記事]
自動仕分け機能を備えた帳票活用ソリューションをリリース、日本ビジネスコンピューター(@IT NewsFlash)
鶴見大学、利用目的別シンクライアントによる図書館システムを導入(@IT NewsFlash)
西村ときわ法律事務所、ICタグで蔵書3万冊の貸出・所在管理(@IT NewsFlash)


「ITmedia マーケティング」新着記事

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...