西村ときわ法律事務所、ICタグで蔵書3万冊の貸出・所在管理

2006/5/18

 日立システムアンドサービスは5月17日、西村ときわ法律事務所にICタグを利用した図書管理システムを納入、同システムが2006年5月より稼動したと発表した。

 西村ときわ法律事務所では、図書室の図書をある利用者が手元に置いている場合でも、ほかの利用者にその図書の所在が明らかにできるようにするといった要求を満たすため、同法律事務所が所有する約3万冊の蔵書にICタグを貼付、日立製作所製の図書管理パッケージ「LOOKS21/Pシリーズ」と連携するシステムを導入した。同システムにより、自動貸出機(リーダー)に本をかざすだけで貸し出し・返却処理を行うことができ、同時にリアルタイムな貸出状況の把握と図書のロケーティング(所在把握)を実現している。また、利用者が読みたい雑誌の新着情報を電子メールで通知する機能などを搭載する。

 日立システムでは、今後は図書以外にファイルの所在管理なども視野に入れ、大規模法律事務所の効率化をサポートするとしている。

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日立システムアンドサービスの発表資料
西村ときわ法律事務所

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