Windowsの全バージョンに影響

緊急を含む2件、MSが1月の更新プログラムを公開

2008/01/09

 マイクロソフトが1月9日に発表した1月の月例セキュリティ更新プログラムは、緊急と重要がそれぞれ1件だった。緊急レベルの1件はWindowsの全バージョンに影響。特にXPとVistaへの深刻度が高い。

 緊急の1件はTCP/IPのマルチキャストに関する2件の脆弱性に対応する。WindowsがサポートするIGMPv3とMLDv2に脆弱性があり、特別な細工をされたIGMPv3、MLDv2のパケットが送信されるとリモートでコードが実行される危険があった。

 もう1件の重要のセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows Local Security Authority Subsystem Service (LSASS) の脆弱性を修正する。LPCリクエストの処理に問題があり、脆弱性が悪用されるとローカルの権限を昇格されてコードを実行される可能性がある。影響があるのはVista以外のWindows。

 また、マイクロソフトはWindows Vistaが実装するWindows サイドバーのガジェットを管理者が任意に禁止できる機能の提供開始についてのセキュリティアドバイザリも公開した。

(@IT 垣内郁栄)

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