MySQL買収額は10億ドル

サン・マイクロシステムズ、LAMPの「M」を買収へ

2008/01/17

 米サン・マイクロシステムズは現地時間の1月16日、MySQLを10億ドルで買収することを発表した。MySQLはスウェーデンに本拠を置き、オープンソースのデータベースソフトウェア「MySQL」の開発やツール群を提供するほか、「MySQL Enterprise」サポートサービスを提供してきた。

 MySQLは、いわゆるLAMPスタックを構成するソフトウェアの1つだ。これまで1億以上のコピーがダウンロードされ、主にWeb関連のシステムで採用されてきた。中でも著名なユーザー企業としてはGoogleが挙げられ、国内でもmixiや楽天などが採用している。

 サンはプレスリリースの中で、MySQLの買収によって、データベース市場も含めたエンタープライズIT市場における地位をより強固なものにできるとしている。

 さらに、LinuxやWindows、OpenSolarisやMac OS XといったOS上でのLAMPスタックの最適化にコミットすると宣言。同時に、MySQLデータベースとOpenSolarisやGlassFish、あるいはJavaといったサンのプラットフォームとを統合することによって、より強力なWebアプリケーションプラットフォームを作り出せるとも述べている。

 サンのCEO、ジョナサン・シュワルツ氏はブログの中で、これまでOracleデータベースに対して行ってきたのと同じように、MySQLについても、ZFSやDTraceを含むサンのプラットフォームへの最適化を図り、パフォーマンスの向上を図る方針を表明した。また買収手続きの完了に先立ち、MySQLに対するグローバルなエンタープライズサポートを提供する計画という。

 買収は8億ドルの現金と2億ドル分のオプションによって行われ、2008年第3四半期の後半から第4四半期前半をめどに完了する見込みだ。

 なおサンは2005年11月に、同じくオープンソースのデータベースソフトウェア「PostgreSQL」をサポートし、Solaris 10との統合やサポートサービスの提供を行うことを表明していた。

(@IT 高橋睦美)

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