ミドルウェア、SOAを強化

オラクル、BEAを約85億ドルで買収

2008/01/17

 米オラクルと米BEAシステムズは1月16日、オラクルによるBEA買収で合意に達したと発表した。取引は、オラクルがBEA株式を1株19.375ドルの現金で買い取る形で行われ、買収総額は約85億ドル。BEAの取締役会は全会一致で買収を承認しており、同社の筆頭株主であるカール・アイカーン氏も、この買収に合意する意向を明らかにしている。取引は、BEA株主の承認などを経て、2008年半ばに完了する見通し。

 オラクルは2007年10月、BEAに対し、約67億ドル(BEA株1株当たり17ドル)での買収提案を行ったが、BEAは提示額が低すぎるとしてこれを拒否。1株21ドルなら買収交渉に応じるとしたが、両社間での合意に達しないまま、買収提案は期限切れとなっていた。

 BEAのアルフレッド・チュアング会長兼CEOは「この取引は、ここ数カ月の入念で思慮深い手続きが成就したもの。当社の株主にとって最善の結果だと信じている」とコメント。オラクルのラリー・エリソンCEOは「BEAの製品と技術が加わることで、当社のFusionミドルウェアソフトスイートを著しく拡充できる」とし、チャールズ・フィリップス社長は「この買収により、Javaベースのミドルウェア技術やSOAの採用が加速するだろう」としている。

(ITmedia)

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