Linuxサーバの集約を支援

HDE Controllerが仮想サーバの管理に対応

2008/01/25

 HDEは1月25日、Linuxサーバ管理ソフトウェアの新バージョン「HDE Controller 5」を発表した。バージョンアップと同時に、VMWare上で動作する仮想サーバの管理が可能な新エディション「HDE Controller 5 Virtual Edition」も追加し、1月31日より販売を開始する。

 HDE Controllerは、WebブラウザベースのGUIを通じて、Linuxサーバの設定や管理を行えるソフトウェアだ。コマンドラインを使わなくともネットワークやWeb、メールといった各種サービス、ユーザーに関する設定が行えるほか、サーバの稼働状況の監視が行える。

hde01.jpg HDE Controller 5の管理インターフェイス

 バージョン5では新たに、最大6台までの仮想サーバを管理できるHDE Controller 5 Virtual Editionが追加された。これにより、複数のLinuxサーバを1台の物理サーバに集約し、1本分のライセンスで運用管理を行えるようになる。対応するのはVMware ESX Server 3およびVMware Server 1.0上で動作する仮想マシンで、通常版のHDE Controller 5と変わらない管理機能が提供される。ただし、物理マシン(ホストOS)側は1台に限られる。

 HDE Controller 5ではほかに、「Webalizer」によるアクセス統計機能が追加された。また、チェックボックスによってメールサーバやWebサーバなどのデーモンのバージョン番号を非表示にできる機能を追加し、セキュリティを強化しているという。

 今回はHDE Controller 5 Virtual Editionのほか、企業/学校向けの「Professional Edition」、自治体向けの「LG Edition」が用意されている。1年サポート付きの価格はVirtual Editionが28万9800円、Professional Editionは11万8335円、LG Editionは15万3300円。Red Hat Enterprise Linux 5 Server for x86/x86_64、Red Hat Enterprise Linux 4もしくは3のAS/ES/WS、Turbolinux 10 Server、CentOS 4.x/5となっている。

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(@IT 高橋睦美)

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