AjaxやEclipse利用でRIA開発を支援
Java向け可視化開発ツール「ILOG JViews」が高速化
2008/02/14
アイログは2月14日、Java環境向け可視化ソフトウェアの日本語対応最新版「ILOG JViews 8.1」を発表。代理店を通じた販売を開始した。ILOG JViewsは目的別に6種の製品からなり、ダイアグラムやグラフ、ガントチャート、地図などを使ったUIを作成できる。ビジネスプロセス管理や社会インフラ、ネットワークインフラの監視など、管理・監視アプリケーションの作成を目的とした可視化のための開発ツールで、システム開発者、グラフィック・デザイナー、経営層を含む企業内エンドユーザーなどを対象としている。作成したアプリケーションは、デスクトップアプリケーションのほかに、Webアプリケーションとしての利用も可能。
新バージョンでは、よりコンパクトなJavaScriptでAjaxを実現。従来バージョンに比べてサーバ・クライアント間のラウンドトリップを最大で50%低減し、高い応答性能が求められる監視用アプリケーションでダッシュボードやダイアグラムのリフレッシュ、地図の読み込みなどでパフォーマンスを改善した。またダッシュボードや地図では新たなバイナリフォーマットを採用したほか、地図データでベクトルデータをサポートしたことで最大5倍の高速化を実現したという。
また、新機能としてEclipseが持つ「Eclipse Graphical Editing Framework」(GEF)に対応したグラフ・レイアウト機能を搭載。相互につながるグラフィカルな構成要素を自動配置でき、ネットワーク・トポロジやビジネス・プロセス・ダイアグラム、電気回路などの関係図式をEclipse上で作成できるという。
製品価格は税抜きで、それぞれ「ILOG JViews Diagrammer」(70万円〜)、「ILOG JViews Charts」(35万円〜)、「ILOG JViews Gantt」(70万円〜)、「ILOG JViews Maps」(70万円〜)、「ILOG JViews Maps for Defense」(280万円〜)、「ILOG JTGO」(140万円〜)。同社は初年度1億円の売り上げを見込んでいる。
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