メジャーバージョンアップは2008年秋に

細かな機能強化を図った「OpenOffice.org 2.4.0」リリース

2008/03/28

 OpenOffice.orgコミュニティは3月27日、オープンソースのオフィススイートの最新版「OpenOffice.org 2.4.0」をリリースした。Windows版、Linux版、Solaris版およびMac OS X版が用意されている。

 OpenOffice.orgは、ワープロソフト「Writer」や表計算ソフトの「Calc」、プレゼンテーションソフトの「Impress」などを統合したオフィススイートで、無償で入手可能だ。新バージョンではバグ修正に加え、HTTPS経由のWebDAVサポートやPDFファイルの処理の強化など、いくつかの機能が追加されている。

 個別のアプリケーションで見ると、例えばWriterでは、スペルチェック機能や検索/置換機能が強化され、Calcでは行/列をドラッグ&ドロップで移動したり、テキストを変換する機能が追加された。データベースの「Base」では、クエリデザイナの改善に加え、Microsoft Access 2007のサポート、MySQLおよびOracle/JDBCサポートの強化などが図られている。

 Office 2007ファイルのサポートやPDF対応強化などの機能を盛り込んだバージョン3.0は2008年秋にリリースされる予定だ。

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(@IT 高橋睦美)

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