技術者が気楽に情報発信して交流できる場を

「世の中、アルファブロガーばかりじゃない」、codeなにがし

2008/05/21

 オープンタイプは5月21日、ソフトウェア技術情報の共有サービス「codeなにがし」(http://code.nanigac.com/)を全面リニューアルしたと発表した。大きな変更点は、ユーザーページを拡充したことと、ユーザーの書き込みに対するフィードバックの拡充。

 個人ページには、それまでのユーザーの書き込み履歴やブックマーク、ユーザーが登録したRSSフィードなどが一覧表示される。ユーザーの活動履歴や関心事項が、ほかのメンバーにも分かりやすくなることで、より多くの交流を促すことができ、新たな情報交換やビジネスコラボレーションが期待できるという。従来なかったメンバー間のメール機能も新たに実装した。

 一般に書き込みに対するコメント投稿はハードルが高い。より抵抗感の少ないリアクションの方法として、外部のブックマークサイトでコメントするという方法があるが、codeなにがしでは、こうしたスタイルを大きく取り入れた。書き込みに対して、外部ブックマークコメントを表示する。「今後はトラックバックやリファラーなど、自分の書き込みに対する内部、外部の反応をワンストップで見せていく」。

code01.png リニューアルした「codeなにがし」。従来の2ペイイン構成を3ペインの画面にするなど表示する情報量を増やした

より“ライト”なIT技術者層に訴求

 codeなにがしは、ソースコードのノウハウを共有できるサービス。プログラマやSEが自分の実績や成果を投稿できるほか、技術的な質問ができる。codeなにがしの位置付けについて同社代表取締役 技術、経営責任者の早川仁氏は、次のように説明する。

 「世の中、アルファブロガーばかりではない。ネットで仕事をしていると、誰もがネット上で情報をアウトプットしているような印象を受けることもあるが、実際にはネット上で交流をしていない技術者も多い。交流するには、まずアウトプットが必要だが、その敷居は高い。多くの技術者は何か行動を起こす必要があると感じているが、なかなか実践できない。そういう人々のニーズに応えたい。何か質問をする、あるいは何かの関数やコードを提供する、そうしたことで技術者として、ほかの技術者、あるいは企業とつながるきっけになればと思う」。

 ブログで積極的に情報発信をする層は一部。codeなにがしでは、よりライトな層に訴求していきたい考えだ。codeなにがしを実際にのぞいてみると、Rubyを使ったJSONライブラリやC++の正規表現ライブラリの使い方入門、都道府県別表示を行うJavaScriptライブラリなど実用的なコードや情報の投稿も多いが、習作のソースコード投稿や基本的な正規表現の使い方に関する質問なども散見される。「月間85万のページビューのうち、RSS経由は15万。Googleリーダーやlivedoor Readerは10%に満たない。そもそもRSSを知らないユーザー層が多いのではないか」(早川氏)。codeなにがしの訪問者数が増える時間帯は朝8時から9時。休日にはアクセスが半減する。「企業内でSEなりIT関連の仕事に従事しているユーザーが多いと見ている。具体的に何かの情報を探してるというよりも、とりあえず何かないかなと巡回していただいているようだ」(早川氏)。

 広告や人材紹介ビジネスも視野に入れるが、当面は利用の活性化に注力。現在登録ユーザーの月間訪問回数が約15万であるのを2倍の30万に引き上げたいという。codeなにがしは、2007年8月スタート。同10月にSNS機能、12月にはコンテンツ編集機能の強化などを行ってきた。

(@IT 西村賢)

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