情報を自動取得するプロキシフォルダ機能の追加も
モバイル対応強化、「Scalix」が新バージョン
2008/07/03
日本スケーリックスは7月3日、Linuxで動作するメールサーバ/グループウェアサーバ製品の新バージョン「Scalix バージョン11.4 日本語版」を7月10日にリリースすることを発表した。
Scalixは、メッセージングのほか、カレンダー、共有フォルダといった機能を提供するサーバ製品だ。メールは、いわゆるPOP3/IMAP対応のクライアントから利用できるほか、Microsoft Exchange/Lotus Notesとほぼ同等の操作感を備えた、MAPI対応のクライアントも提供される。さらに、AjaxベースのWebメールも利用可能で、幅広い環境で利用できることが特徴だ。また、Outlookとほぼ同一の操作感を再現している点もメリットといい、日本語版だけですでに3万以上のダウンロードがあるという。
新バージョンではモバイル対応が強化され、iモードやEZWeb、Yahoo!ケータイなどからも利用できるようになった。また、RSS/Atomを読み込んで社内外のニュースやブログなどの情報を取得したり、WebCal/ICSを介して祝日情報やビジネスイベント情報を自動取得できる「プロキシフォルダ」機能が追加されている。カレンダー機能も強化され、1つのカレンダー上に複数のユーザーの予定などを色分けして同時に表示する「オーバーレイカレンダ」が加わった。
Scalixの対応ディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux 4.0/5.0、SUSE Linux、Cent OSなど。価格は、商用サポートサービスが付属した「Scalixスモールビジネスエディション」が50ユーザーで16万4000円から、複数サーバ構成/クラスタ対応の「Scalixエンタープライズエディション」は同じく50ユーザーで79万5000円から。別途、無償でダウンロード可能な「Scalixコミュニティエディション」も提供される。
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