新たな検索インターフェイスの模索も

今後のGoogleモバイルは「フルフィーチャーブラウザ」対応を強化

2008/08/04

 グーグルは8月4日、同社のサービスに関する説明会を開催した。携帯電話向けに提供しているGoogleモバイルでは、インフラおよびモバイルコンテンツの充実を背景に、日本からのトラフィック量が断然多いという。同社のプロダクトマネージャ、岸本豪氏は「モバイルサービスに関しては、今後、使い勝手を追求していく」と述べ、スピードの改善をはじめとする機能強化に努めていくとした。

 グーグルでは、携帯電話での検索を効率的にするために、Webブラウザ上でフォームに文字列を入力するPCで一般的な方法だけでなく、さまざまなインターフェイスを模索しているという。ショートメッセージで検索キーワードを送信し、同様に結果を受け取る「SMS検索」や、電話と音声認識技術を組み合わせた「音声検索」などがそれだ。

google01.jpg iPhoneではなくiPod touchによるデモだが、入力された文字に応じて候補が示される

 ただ、SMS検索などは海外では頻繁に利用されているというが、「日本では似たようなサービスとして、電子メールで検索キーワードを送って結果を受け取るサービスを提供しているが、利用率はとても低い」と同氏。日本では海外に比べ、メールを用いて検索するという文化にあまりなじみがないかもしれないと分析している。

 検索インターフェイスについては、携帯電話用ではないフル機能のブラウザを活用し、入力された文字に応じて変換候補(=Suggest)を表示し、絞り込んでいくフルフィーチャーブラウザ用の検索機能も用意している。これはiPhoneなどの高機能携帯電話の登場によって初めて実現されたもので、「Ajaxを用いて情報を持ってきている」(岸本氏)という。

 Googleモバイルではほかにも、細かいながら機能強化が行われてきた。その1つが、国内3キャリアの絵文字に対応したこと。iPhoneの場合、入力はできないが表示は可能だ。また、Google Mapsモバイルでは、NTTドコモなどが提供するGPS用APIを使って、ピンポイントで自分の居場所を表示させることができる。

 岸本氏は、ユーザーにベストな使い勝手を提供できるよう、今後もGoogleモバイルの改善に取り組んでいくと述べた。スピードの改善に向けて、iFrameやキャッシュの使い方を工夫し、いっそうの高速化を図るほか、デスクトップとモバイルの連携にも取り組む。「Googleアカウントが1つあれば、同じサービスを、デスクトップとモバイルという異なるインターフェイスで同じように使えるようにしたい」(岸本氏)。また、今後増えてくるであろうフル機能を備えたモバイル用ブラウザへの対応も充実させていく方針という。

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(@IT 高橋睦美)

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