190件の応募から18件を選ぶ

2008年度上期の「未踏」プロジェクト発表、IPA

2008/08/11

 情報処理推進機構(IPA)は8月11日、2008年度上期の「未踏IT人材発掘・育成事業」で18件のプロジェクトを採択したと発表した。応募総数は190件だった。採択者の平均年齢は27歳。

 採択された主なプロジェクトは以下。

 大規模なデータに対して効率的に情報を取り出すことを可能にする「全文検索エンジンLuxの開発」(山田浩之氏)。Xorgのネットワーク機能とJavaScript、HTML5を活用することでWebブラウザ上にウィンドウマネージャを構築し、デスクトップのネイティブアプリを稼働させることを目指す「Web接続型ウィンドウマネージャの開発」(加藤明生氏)。

 JavaScriptを用いて、ページ内におけるユーザーの操作内容を取得、分析し、Webサイトの最適化につなげるソフトウェアを開発する「Webサイト閲覧中のユーザー行動を可視化する」(木浦幹雄氏)。

 Google Earth、Virtual Earthの3次元都市モデルを拡張し、現実感技術を使って現実の都市環境に合成表示する「Augmented Earth:拡張現実感によるバーチャル地球とリアル地球の融合」(角田哲也氏)。

 プログラマが開発した人工知能をインターネットを通じて対戦させられる「アルゴリズム実証システムの開発」(浅井勇樹氏)。一般的なプログラミングコードを、GoogleやAmazon.comが用意する分散フレームワーク環境で効果的に動かせるよう変換する「プログラム融合変換を用いた分散処理環境の開発」(人見琢也氏)。

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(@IT 垣内郁栄)

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